1484って…

 堺市南区に若い世代を増やしたい。堺市南区を活気のある町にしたい。そんな思いが集まってできた「1484」。今では南区という枠を越えて、拡がっています。ただの婚活ではない、人と人との絆を大切にあたため、その輪を拡げていく活動をしています。

2012年6月4日月曜日

『婚活時代』を読みましたか?

婚活という言葉をつくった原著を読んだことありますか?
石橋が支援活動を本格化するきっかけを与えてくれた本です。

著者の白河桃子さんに直筆サインをもらうくらい読み込みました。

以下、一部要約。 

ひと昔前までは、結婚は誰でも自然と出来ていた。
しかし1975年を境にして、状況は大きく変化、晩婚化、未婚化が進み、今ではより良い結婚をするために「結婚活動」なるものが必要になった。
結婚したいのにできない男女が昔より増えた。
なんでそうなってしまったのか?要約すると以下。
○経済力の格差拡大
年功序列、終身雇用の崩壊で、男性の年収に格差が広がった。自動的に給料があがる時代ではなくなった。
ちなみに年収400万円以上の独身男性はわずかに23%しかいない。地方に行くともっと少なくなる。青森県では2、5%!富める男に人気が集中するわけです。
ちなみに年収300万円だとかなり生活はシビアになります。いわゆる専業主婦で生活できる「普通の生活」を維持するには400万円は必要です。
○恋愛の自由化
結婚を前提にしないお付き合いが一般的になったことで、モテる人とモテない人の格差が広がった。
今までは、出会いの機会が少なかったので、出会った人が素敵に見えた。
また、知り合ってから結婚するまでの期間が短かった。
統計的に、この期間が長くなると結婚せずに別れる確率が高くなる。
つまり、出会いのチャンスは減っているどころか昔より増えている。減ったのは恋愛結婚の対象になる男性が減ったということ!
そもそも日本には歴史的に見て恋愛結婚なんてなかった。恋愛結婚が一般的になったのは団塊世代くらいからだから、たかだか30〜40年くらいの歴史しかない訳です。
○時代は変化しているのに、結婚相手に求める価値観は古いままで多様化していない。
だから、男女ともに少数しかいない昔ながらの「いい人」を取り合う形になり、多数の結婚できない人を作ってしまう。
○結婚することに対する社会的制約が弱くなった。
または結婚するメリットがとても弱くなった。
むしろデメリットが目についてしまう。(私個人は結婚にメリットは本当にたくさんあると思っていますが)
だから、相手に求める価値観を下げてまで結婚する必要性が薄くなっている。
○ライフスタイルの多様化。
男女で生き方の選択肢が広くなり、せっかくカップルになっても、すり合わせが大変になった。
例えば、専業主婦を望む男と子どもが生まれても働きたいと思う女性との葛藤とか。
かくして、2割の良い男を巡って8割の女性が争い、残りの見向きもされない8割の男と、刈り取られた市場で良い男を探し続ける8割の女性が残る…。
恐ろしい…。
では、どないしたらいいのか。
男女別にまとめてみました。
【女性】
○男に求めるモノサシを変えよう。(妥協しろ、ということではありません)
一般的に女性が結婚相手に求めることは、
・相性が合う人で、
・そこそこ稼いでくれて、
・私のライフスタイルを尊重してくれて、
・家事や育児を手伝ってくれて、
・女性を引っ張ってくれる人
他…。って、そりゃ無理よ。そんな「完成品」はとっくの昔に刈り取られています(笑)と。
もともと魅力的な男性は、今も昔も一定数しかいない。それをゲットするには、早くからの準備と努力と運が必要。だから、普通の人は「結婚したあとに自分好みに育てられる柔軟性をもった男を見抜け」とあります。つまり旧時代の「良い男」に振り回されるのはもうやめにしようよ、と。
妥協ではなく、許容。
視野を広げて、本当に自分にとって必要な男性がどんな人なのかを絞りこんでゆくこと。相手に求める基準を上げるのではなく、自己分析を深めることが急務。
条件は3つ以下にしぼらないと、婚期が遅れる傾向にあるそうです。
○女性も本気で稼いで自立しよう。
収入を男性に丸抱えしてもらえる時代は終わった。
好条件の男性を狙うにしても、女性に収入があることが最低条件になる。
男にしたら、自分の収入をアテにしてる女性は敬遠したくなりますわね。
また、女性に収入があれば今まで対象にならなかった人を結婚相性に選ぶこともできる。
例えば、バリバリのキャリア女性とフリーターの彼とか。彼は家事も手伝うし、女性も気を使わないのが良いようです。こういう逆転婚が増えてきているそうです。

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